マーケティングオートメーションに落とせるカスタマージャーニーの書き方

著者

小川共和氏。小川事務所代表。東京大学文学部仏文科卒業後、電通に入社。本社マーケティングソリューション局次長、電通イーマーケティングワン(現電通デジタル)専務取締役等を経て小川事務所を設立。現在、株式会社マルケト顧問、株式会社ロックオン顧問、福島県庁観光交流局のマーケティング顧問を務める。

内容(amazonより)

本書におけるカスタマージャーニー作成の目的
ひとつは「マーケティングオートメーション(MA)にそのまま落とせて、施策の大半を自動実行できるようにするための設計図になる こと」であり、もうひとつは「最後の勝負所であるコンテンツ企画をスムーズかつパワフルにする設計図にすること」です。マーケティングオートメーション(MA)というITツールで自動実行可能なカスタマージャーニーを描き、PDCAを回せるために、その作成方法を体系的に紹介する一冊です。

感想

マーケティングオートメーション(MA)ツールに落とし込むか否かに限らず、対象となる顧客の行動をステップに分解し、次のステップに移るマインドの変化を分析する。そしてそのマインドを変化してくれるような施策を提供するというのがマーケティング(最適化アクション)のベーシックなところである。

本書はこのマインドの変化を「パーセプションチェンジ」という言葉で表現。そして電通のコミュニケーション戦略立案の1つの考え方である、TPCM(Target Perception Contents Means)を以て、パーセプションチェンジと施策の関係を示している。「誰に」「どんな気持ちを起こしてもらうために」「何を」「どうやって」伝えるのか、ということである。

マーケティングという最適化アクションにおいて基本的かつ最重要なことであり、MAツール導入如何に関わらず、新しくマーケティングを担当する方にとっては導入書として、既にマーケティングを担当している方にはとっては豊富な事例と共に王道的なあり方を再度感じ直すための書としておすすめできる。


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