広告は昔から論理的である

今、どんなインターネットメディアを見ていても「あなたにおすすめ」といったバナーが表示される。

過去の閲覧履歴等によって、ユーザーにとって最適であろうバナーが表示されているものだ。
最近はクリエイティブまで最適化されて表示されるようになった。

広告が人間的なものから、機械的なものになってきたといえる。ただそれは、生み出す主体がそうなっただけであり、広告表現は昔から極めて論理的(機械的)に生み出されてきた。

広告主にどのような課題があり、消費者にどんな課題があり、それをどのように繋ぎあわせるかを緻密に検討したものである。

そしてそれを言葉で表したものがキャッチコピーだ。コピーライターという職業は「何となくクリエイティブ」な仕事だと、私は思っていた。違った。

コピーは、コピーライターによって「何となく」を極力排除して生み出されつつ、消費者によって「何となく」心を動かすように伝えられる。面白い。

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Marketer@Nerima